かなりの高額で取引されることがある香木ですが、なぜそんなに高い値がつくのでしょうか。その理由について解説したいと思います。
香木とは?等の基本が知りたい場合は下記記事をご覧ください。
香木が高い理由
1グラム数万円もするものもある香木ですが、「希少性、唯一無二性、国際取引が盛ん」の3点が高値がつきやすい要因と考えられます。
希少性
香木はその製造方法から大量生産ができなく、時間もかかるため市場に出回る数が制限されます。古くから貴重なものとして高値で取引されていました。
唯一無二性
また、同じ種類の木でも香りが異なることから似ているものはありつつも唯一無二なものになります。不動産と同じく唯一無二なものには高値がつきやすい傾向があります。
国際取引が盛ん
ワシントン条約で制限等はされつつも香木は国際的に取引されており、産出国以外からの需要を取り込めるため需給のバランスが需要過多になることで高値がつきやすくなっています。
香木の相場と価格決定要因
10年前では伽羅(キャラ)がグラム数千円〜1万円程でしたが、価格が高騰し現在では、グラム数万円(中には10万円以上)で取引されている品質の香木もございます。
上記の高値になる要因が解消されず、採掘コストもあがっているため年々と価格は上がってきているのが現状です。そんな香木ですがどのような項目で価格が決定されるのでしょうか。
用途 | 聞香、焼香 |
形状 | 分割、小割、刻み |
品種 | 伽羅、沈香、白檀 |
木所 | 木所あり、木所なし |
上記の4項目によって、基本的には評価がされます。左に記載しているものから価値が高いとされています。
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